※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 射法八節をマスターして
中・貫・久を鍛える!
★ 道具選びから、各動作のコツ、
トレーニング法、心構えまで。
★ 安定した「皆中」のコツを
わかりやすく解説します!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
弓道自体の魅力とは、
的に矢が当たったときの気持ち良さが一番と思うかもしれません。
確かにあなたが初心者ならば、
的に当たったときの空気、音、感動、
すべてが脳裏に刻まれる瞬間といえるでしょう。
しかし、それは弓道の魅力の一部でしかありません。
ある程度まで弓道の技術レベルがあがると、
矢が偶然に当たったものなのか、
自分が正しい行射によって当てたものなのかが理解できるようになります。
そして、いかに正しく弓を引けるか
「射法八節」を基本に研鑽していくことが大切です。
さらにレベルアップしていくと、
「人間性」や「徳」という部分まで
追い求められるようになります。
弓道の教えに「正射必中」という言葉があります。
常に正しいフォームで行射すれば、
矢は必ず的に当たるという意味ですが、
それだけではありません。
「正」の字をわけて、「一ひとつ」に「止とどまる」と読み、
心とフォームをひとつに行射にのぞめば、
結果は自然についてくる、
という解釈もできるのです。
つまり、技術と同等以上に心を鍛えるということが大事であり、
その先に射形の安定や的中の結果がある、
ともいえるのです。
この本が読者の方々の弓道本来の面白さや魅力を理解頂ける、
手助けとなれば幸いです。
立命館大学 弓道部元監督
福呂 淳
※本書は2016 年発行の『勝つ弓道 百射百中のポイント50』を「新版」として発売するにあたり、内容を確認し一部必要な修正を行ったものです。