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沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第4弾。 かつて琉球政府がこの島に存在したという事実だけでも誰かが後世に語り残しておかねばなるまいと著者自ら語り部となり米軍統治下にあった沖縄の政府の実態に迫る。著者は本シリーズ2作品目となる大城将保氏。当時の行政主席、5名の名セリフの背景で沖縄、アメリカ、日本という奇妙な三角関係がどのように発展し変化していったのか、戦争と占領という未曽有の災難によって奪われた自らの権利を回復する為に沖縄県民がどれほどの悪戦苦闘をくぐりぬけてきたのかを琉球政府という実験室の中で見事に再現してくれる電子復刻版。また本書は『琉球政府』の存在を知らない若者たちへ送る遺言書でもある。「戦後27年におよんだ米軍統治時代の沖縄には二つの奇妙な“政府”が存在した。「琉球政府」は一国なみの政治機構をそなえてはいたが、実態は統治権を一手ににぎる「米国民政府」にあやつられた下請け機関にすぎなかった。だがやがて、県民の自治権要求のエネルギーが琉球政府を“改造”していく。無権利状態のどん底から立ち上がった沖縄民衆が、あの手この手の戦術を駆使して、自由と権利を一つ一つもぎ取り、ついに主席公選をかちとって琉球政府に自由の旗を掲げるまでのプロセスはスリルにみちた歴史のドラマを思わせる。沖縄民衆の自由権獲得運動は、祖国復帰運動と車の両輪をなして沖縄戦後史を推進する巨大なエネルギー源であった。復帰二〇年の今、歴史のページをめくりかえして、民衆にとっての自治権とは何か、沖縄の真の自立とは何かを考えてみたい。(1992年初版発行時の作品紹介文より)」
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