石油やダイヤモンドのほか、多くの資源に恵まれているアフリカ大陸。だが、そこに暮らす人々の多くは厳しい貧困と内戦に苦しんできた。膨大な資源が生み出した巨額の金はいったいどこに消えたのか? 長くアフリカに住み丹念に取材を重ねたフィナンシャル・タイムズ紙の記者が直面したのは、欧米が作り上げ、中国がブラッシュアップした巧妙な略奪のシステムだった。グローバル経済の実態を暴く! 【目次】はじめに/序章 富の呪い/第1章 フトゥンゴ/第2章 貧困の温床/第3章 “関係(グワンシー)”/第4章 ゾウが喧嘩をすると草地が荒れる/第5章 北京への懸け橋/第6章 融資とシアン化物/第7章 信仰は関係ない/第8章 新たな富裕層/エピローグ 共犯