神話とは──“姿を変えた歴史”
戦争と死の神──オーディン
「楯」「馬」「槍」「二匹の狼」……
彼の残した九つの遺物が揃いし時、世界は崩壊する……
──天国も地獄もいっときの無知でしかなく、
正しさあるいは誤りへと揺れるものこそが、不滅の魂なのだ。
オーディンやゼウス、トール──
古代の神々は本当に存在したのか?
謎とアクションが交錯する、
ハイヴォルテージの壮大な冒険譚!
〈あらすじ〉イギリスの特殊空挺部隊SASの元隊員で、現在はカメラマンを生業としているマット・ドレイク。彼は、仕事で訪れていたファッションショーに展示されていた〈北欧神話の神オーディンの楯〉の盗難事件に遭遇する。それは事件の始まりに過ぎず、そこから“神話の遺物”捜しに巻き込まれる。九つの遺物が揃った時に世界は崩壊する──そんな伝説は現実のものとなるのか? ドレイクは、事件を通じて知り合ったニューヨーク市警の女性警官ケネディと共に、謎を追って世界を駆け巡ることとなる。事件の背後に、マットのかつての同僚アリシア、そして謎の組織の関与が見え隠れする中、果たして真実に早く辿り着くのはどちらか? そして、世界崩壊を企む者達の目的とは──?