棺桶の絵とともに日付が書かれた葉書を受け取った者たちが、その日付どおり、次々に謎の死を遂げた。しかし、犠牲者のあいだにはなんのつながりもなく死因もまちまちで、関連性はまったく見当たらない。〈最後の審判の日事件〉として注目されるようになったこの事件を、FBIの連続殺人犯プロファイラーであるウィルが任されることになった。かつては優秀な捜査官だったウィルだが、今は勤務時間の終わりばかりを気にして時計を見ている無気力な鼻つまみ者だ。なかなか解決の糸口が見えない事件の発端は、七七七年の七月七日にまでさかのぼり──?