伊坂作品は痛快で、読んだ後凄く爽快感を得られる。と言うのが私の個人的な伊坂作品へのイメージです。
しかしあにはからんや、この作品に関しては読了後の爽快感がまるでなく、モヤモヤが残って終わってしまいました。
〇〇はどうなったの?なぜあのと
き△△は〜〜したの?その後どうなったの?みたいなところが、匂わせ程度には書かれていますが、読んでいて明確に分かる匂わせではないので判断しかねるところが多かったです。分かる匂わせは分かるんだけど、じゃああの人はなんだったの?みたいな事もあり。
あとがきにミュージシャンの方の印象的な一言がありましたが、私は何だかその一言にも賛同しかねました。間違ってはいない。けどフィクションの世界にもその理屈を求めるかね?と。伊坂作品の解説は、ミュージシャンとかよりも作家さんに任せた方がいいのでは…
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