「博打好き」の中国資本によるラオスの都市開発から、格差最小富裕国ルクセンブルクの歴史的叡智まで――
世界105カ国をわたり歩いてきた著者が描き出す、各国の地政学的ダイナミズム!
・高架上の遊歩道「ハイライン」にみるNYの都市再生
・平和の配当に潜む毒饅頭、東ティモール
・テロの爪痕の残る国際リゾート地ニースを脅かす排外気分
・高級モールとスラム以下の生活が混在する南米アスンシオン
・バルカンの火薬庫、歴史に見る戦争と平和の分かれ道とは? …etc
大好評『世界まちかど地政学』の第2弾。
日本の未来を照射する世界経済のリアルがここに。
目次
第1章 成長目指す貧困国 平和の配当に潜む毒饅頭
第2章 ニューヨーク・再生と格差拡大の現場
第3章 バルカンの火薬庫はいま:旧ユーゴとアルバニア
第4章 極小の公国から見える欧州の本質
第5章 レバノンとヨルダン・戦地真横でのかりそめの安寧