【電子版巻末にはくろのくろ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
「パティシエだった夫が遺したレシピを探してほしい」
「入手した三幅対の掛け軸が秘める図柄の謎を究明したい」
――冬景色の京都東山。神宮道のそばにひっそりと佇む探偵事務所で、探偵・春瀬壱弥と弁護士志望の女子大生・高槻ナラは、
今日も持ち込まれる"日常の謎"を紐解いていく。
ある日、北野天満宮を訪ねた二人は、偶然出会った婦人から「梅の匂い袋をくれた古い友人を捜したい」という話を聞き、
壱弥はそれを依頼として受けることにするが……。
謎解きしながら京都を散歩!
寒い冬に温まる、はんなり京都の物語。