ネタバレ・感想あり神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラルのレビュー

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京都っぽさ全開
2023年1月17日
京都を舞台にした小説は数多くありますが、その中でも無理のない京都弁で良かったです。呉服屋さんなど京都っぽい要素いっぱいでした。猫のお話が特に好き
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探偵と女子大生の活躍に注目
ネタバレ
2022年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歴史ある京都の町中をモデルの地として、イケメン探偵と弁護士志望女子大生が活躍するお話です。依頼者のなくし物を見つけることを看板に掲げた事務所で、たとえ金額的には儲けにならない依頼でも断らず、また調査でも依頼された件のみならず時には客の背景にまで注目して踏み込むこともあるという、少し特殊な方針を打ち出しています。
この作品では度々、人間の過去の物語に焦点が当たっている気がします。その人にとって重い思い出など、思い出したくないものも存在しますが、あえてその認識をすることによって、何か心のなかに得るものがあるのではないかと感じました。
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おもしろかったです
2021年8月1日
レビューが高評価だったので購入しました。最後まで読んで、カバーイラストの裏側に平安神宮の鳥居と猫(玉響と思われる)が描かれているのにほっこりしました。
テンポの良いセリフのやりとりも楽しかったです。2話目の韻の話も面白く興味深かったですし、3話目の玉響の意味も懐かしく読みました。
続きが読めると嬉しいです。
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京都弁がいい
2020年7月1日
探し物をする探偵物。物理的な物だけでなく心まで探してくれるような内容がホロッときました。
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日常に潜むほろ苦さと優しさの物語
2020年5月28日
短編(というにはそれぞれボリュームがありますが)3話で構成されている、イケメンだけどやや残念な探偵壱弥と、助手を務める弁護士を目指す女子大生ナラのお話です。

3話とも日常に潜むほろ苦い経験を題材としており、読みての中には、物語と似たような体験をしたことがある人もいると思います。現実ではあまり思い出したくないような過去たちです。

けれど、京都という、大多数の日本人にとってある種の憧れを抱く土地で生じるそれらの日常は、不思議と優しく響く京都言葉と壱弥の存在を通して優しい物語へとかわり、どこかホッとするような、どこか儚さを感じるような物語へと昇華されていました。

作者さんが京都在住ということで、読むことで京都の街中をそのまま歩いているような感覚を持てるのも良かったです。大福食べたくなります(笑)

沢山の経験をしてきた、大人の女性と京都好きさんに読んでもらいたい本です。
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