2020年08月号の内容(目次)
[特集1]8月ジャーナリズム
いまだ補償ゼロ 民間戦災被害者
見過ごしてきたメディア
伊藤智章(朝日新聞編集委員兼論説委員)
「継承」が生み出す「断絶」
覆い隠された当事者の情念
福間良明(立命館大学教授)
百田尚樹現象に敗れた
メディアへの対し方を探る
石戸 諭(記者、ノンフィクションライター)
「異常な死」の記憶を刻む意味
『神聖喜劇』を通して見た戦争
のぞゑのぶひさ(漫画家)
「個」の力で起てよ全国の報道記者!
新聞人・桐生悠々に嗤われないために
黒崎正己(北陸朝日放送報道制作局長)
「6・23」で終わらぬ沖縄戦
絶えぬマラリア死、実態追う
大矢英代(ジャーナリスト、ドキュメンタリー監督)
季語の平和報道に異議
「ナガサキノート」毎日掲載の思い
佐々木 亮(朝日新聞記者)
[特集2]コロナと生きる 同調圧力
同調圧力を解体する
世間とタテ社会から見るコロナ禍
磯野真穂(医療人類学者)
監視・告発で得られる安心感
欠かせぬ権力への批判的視点
真鍋 厚(評論家、著述家)
「多数派の専制」生む自粛要請
公衆衛生政策の見直し必要
児玉 聡(京都大学大学院准教授)
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《平和への憲法学》
総理が知らない芦部信喜
その軌跡と思想をたどる
渡辺秀樹(信濃毎日新聞編集委員)
《代替わり1年 皇位継承を考える》
浮かんでは消えた女性・女系天皇
先送りやめ、国会の主導で議論を
喜園尚史(朝日新聞社会部記者)
[連載]記者講座 開票速報の舞台裏(下)速報の意義
政権の形、構造明らかに
民意のマイルストーン
堀江 浩(朝日新聞編集委員)
■海外メディア報告
中東のコロナ禍の陰で進む
メディア規制と言論弾圧
川上泰徳(中東ジャーナリスト)
■メディア・リポート
新聞
沖縄戦75年の悲痛な新証言
住民犠牲の実相照らし出す
松元 剛(琉球新報社取締役編集局長)
放送
NHKは放送法を遵守せよ
都知事選報道、使命果たしたか
堀 潤(NPO法人8bitNews 代表)
出版
新型コロナ禍で相次ぐ関連出版
不確実性の時代に必要なもの
福嶋 聡(ジュンク堂書店難波店店長)
ネット
「ハッシュタグ・アクティビズム」は
社会を変えるツールになるか?
三日月儀雄(日本テレビ報道局サイバー戦略部)
【写真】 今月の1点