「はあぁぁ……あっ……んああぁ……。すごく……いいっ……」
私・狭間美香子は、夜の寝室で熱い喘ぎをもらしていました。
夫は単身赴任で、この家にはいません。
不倫をするよりは、マシだと自分に言い聞かせ自らを慰めています。
「んんっ……んんぅぅ……んふぅぅっ……ううぅ……」
あと一回だけ指先を突き入れれば、絶頂に達することができる……。
牝の欲望にまかせて、指先を膣穴へ打ち込もうとしたその瞬間でした。
「ママ……?」
寝室のドアが開いたのです。
入り口に立っていたのは――息子の章です。
そして私はふと気づいてしまいました。
息子のズボンが大きくふくらんでいることを。
「そ、それじゃあ……僕、部屋に戻るから……」
「待ちなさい」
気付くと私は、なかば衝動的に息子を呼び止めていました――。
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