日本は中国を「侵略」したのではなく、
中国の再生に「貢献」してきた。
日本がいなければ今の中国は存在しない!
戦後、中国は一方的に「正しい歴史認識」を日本に突きつけている。
「過去について『正しい認識』を持たないかぎり、将来を語ることはできない」などと非難する。
しかし、文明史から見れば、日清戦争以降百余年来の日中関係の本質は、戦争というより、
むしろ明治維新に次ぐアジアでの第二の「文明開化」の波を、中国が日本から受けていたという事実にある。
つまり、日本は日清戦争以降、中国を「侵略」したというより、
むしろ中国の再生を願い、政治、経済、文化、そして文明そのものの再構築に驚くほどの貢献をしてきたのだ。
その意味で、近代中国をつくったのは日本人であり、
少なくとも日本なしでは中国の近代化は絶対にあり得なかった。
本書を一読すればそれが過言ではないことを理解できるはずだ。