絵が好きで画家になりたい時もあったが
自分が上手い事と人のこころに響く絵描きになれる素質がないことに、たった15才で自覚し、それからは絵を鑑賞するだけになった。
長いこと海外の画家に惹かれ、歳を経てからは日本画がこころに染み入るように好きに
なった。そして映画を見、この本を読んで
15才の時に感じた絵の才能と表現力の違いをはっきりと再確認した。
そして水墨画の表現の豊かさ、奥深さに
白と墨黒と薄墨のグラデーションが、渡辺省亭のあの牡丹の華やかさに劣らない凄さが
目の前に展開され圧倒された。
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