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【覇権挑戦国は、次の覇権国家になれない! 米中冷戦 中国必敗の結末】
米中貿易戦争は、アメリカが中国を「為替操作国」に認定したことにより、第二局面の「金融戦争」に突入している。ドルvs.人民元では中国に勝ち目はない。今後の世界は、中国の貿易戦争敗戦により、再びアメリカの「一極支配体制」が強化される。したがって、中国の習近平政権が推し進めてきた「一帯一路」や「中国製造2025」などの「中国の夢」は実現しない。多くの経済専門家や研究機関が確実視したGDPの「米中逆転」も実現しない。
ただし、たった一つの懸念は、アメリカの大統領がトランプであることだ。二国間交渉しか頭にない(多国間交渉ができない)トランプでなかったらファーウェイはもっと早く、自由主義世界から締め出されていたに違いない。
『資産フライト』『円安亡国』(文春新書)のベストセラーで知られる著者が、海外取材を踏まえて多面的に論考するリアルな国際政治・経済論!
【目次】
第1章 用意されてきた対中戦争
第2章 中国の5G独占を阻止せよ!
第3章 ファーウェイで分断される世界
第4章 テレスクリーン独裁国家の完成
第5章 中華圏膨張「一帯一路」の罠
第6章 戦場は海洋から宇宙へ
第7章 アメリカに殺到する中国人
第8章 中国の「失われる10年」
第9章 ドルvs.人民元:中国金融敗戦
第10章 ローマ史と中国史が暗示する未来