基本的にコメディなラノベ。ただ、作者の方が豊富な知識と国家などに対する確かな理解から、嘘くさくないファンタジーで展開も豊富なパターンで飽きが来ない。
お色気的な意味で表現が少年向きではないし、アニメとかになったとしたら、たぶん使うのが無理な
言葉もたくさん出てくるけれど。でも、そもそも艶と文化って切り離せないと思うし。語彙量や社会風刺とかとにかく秀逸。
よくあるハーレムのラブコメ調の典型ではあるけれど、知識とか背景とそこから出てくる飽きの来ない深みみたいなものが、薄っぺらい作品が多いジャンルのなかで別格の傑作だと思います。
もっとみる▼