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ライトノベル
堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ
1巻配信中

堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ

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作品内容

――世界を毀す。君を手に入れるために。

ヒスペリアの英雄・クラウディオは、明日処刑される。
この世でただひとり、愛する女性を想いながら。
――十数年前、第二皇子・クラウディオは
公女のアマンダと身分違いの恋に落ちる。
彼の軍人としての功績により、晴れて婚約者と認められるが
訳あって二人だけの挙式を執り行う。
そして秘密の幸せな初夜……。
しかし動乱の世に翻弄され追い込まれていくクラウディオは
アマンダの愛だけしか信じられなくなり―――!?

執愛する英雄×人質の公女、
世界を歪ませるほどの、まっすぐな愛。

【目次】
序章 処刑前夜 
第一章 追憶 
第二章 結婚 
第三章 正義 
第四章 歪いびつなり形 
終章 希望 
あとがき 


【関連ワード】
ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫

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レビュー

堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐのレビュー

平均評価:4.8 17件のレビューをみる

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高評価レビュー

壊れてしまったヒーロー
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ かなりの数のラノベを読んできたけど、過去一泣いて、過去一読むのがつらかったです。どちらかというとヒロインがつらい思いをし、それを救うヒーローの物語が多い中、こちらの作品はずっとヒーローがあまりにもしんどすぎました。
お話はヒーローが牢に入れられ、明日処刑される身であるところからはじまります。死を恐れておらず、ヒロインとまた会えると安堵している穏やかなヒーロー。そこから幼少期のお話になります。こちらのお話現在軸は最初と最後。あとは丁寧に二人の出会いから恋に落ちるまで、ともに成長していく様が描かれています。
ヒーローは人が大好きでみんなから愛される才能のある太陽のような存在。人質としてまだ10歳なのにひとり異国に連れてこられたヒロインを笑顔にさせてあげたくて、国に返してあげたくて強くなる。戦いに勝つことを幼いながらに誓います。
二人が婚約者になるところまではずっと幸せで、微笑ましく読めました。内心ここからなぜ冒頭のシーンに繋がるの…?と思いながら読んでました。そこから突然訪れる不幸の数々。あらすじにヒーローはヒロインの愛しか信じられなくなって?!とありますがそりゃそうです。ヒーロー兄も宮廷官たちもみんなみんなクズ。ヒーロー兄は根っからの悪人ではないけどそれが余計にイライラしました。
徐々に狂い出す歯車、どんどん精神的に追い詰められるヒーロー。
鬼神のように笑い、剣を振るい、敵兵の血を浴びてまた笑い、そして絶叫した。「どうして!!」
このあたりでもう涙ボロボロでした。ヒロインの領地を取り戻す戦いのところはあまりのつらさにずっと号泣しながら読みました。そしてついにヒーローの心が壊れてしまったとき、あまりの出来事に涙が止まらなかった。こんな…人の心がない…救いがなさすぎる…ずっと太陽のようだった誰よりも正しく強いヒーローが壊れてしまった。そこからはもう…壊れたままのヒーローがつらかった。
完全なハッピーエンドというには失うものも心の傷も多すぎて。でもヒーローのしてきたことは間違ってなかった。二人を助けてくれる人たちが数多くいて本当に良かった。
ヒーロー兄も途中からは憎めなくなりました。きっと一生幻聴に囚われ続けて誰も愛せず孤独に生きていったんだと思うので、殺されたあいつよりよっぽどつらい結果だったかと。
間違いなく過去一の作品でした。ヒロインも強くていい子でよかったです。
いいね
9件
2023年3月2日
正義感の弟、愚鈍な兄。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 288ページ挿し絵あり。正義感が強く快活な皇弟ヒーローと人質として保護されている公女ヒロイン。ヒーローの正義感が強く勇敢な性格は人々を惹き付けるが、一方でそれを驚異とし排除を目論む連中は兄である皇帝を焚き付けヒーローを陥れ、そしてヒーローは徐々に心が壊れていく…という話。兄はいわゆる傀儡ですよね。こんなになるまで放っておいて愚鈍としか言いようがない。(それでも『ヒロインを力づくでヒーローから奪う』という最悪の展開が無かっただけマシかな。)ヒーローが壊れていく様は読んでいて辛かったし、それに寄り添うヒロインもよく壊れなかった。あんな周りに悪意しかない状況でもヒロインは自分の出来ることをと根回ししてたのはGJでした。鶴の恩返し的な、伏線が最後に回収できたのも読んでいてスッキリしました。文字ひとつで侯爵や貴族の連中が殺されたのがモヤッとしましたけど(苦笑)私的にはメリバかな。面白かったです。内容が重いので気軽に読み返せませんが、オススメします。
いいね
4件
2023年4月13日
壊れていくヒーロー、愛おしすぎる!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 光輝くようなヒーローが、戦いや政争によってボロボロに傷ついていくストーリー。とにかくクラウディオが痛ましく、愛おしい!日本でいうヤマトタケルや義経みたいに、人類が愛する悲劇のヒーロー像そのものじゃないですか。もう刺さりまくりです。

あとがきで作者さんが「ヒストリカルミーハー」を自認するだけあって、ストーリーの要となる中世ヨーロッパの覇権をかけた宗教戦争、滅びゆく大国の腐敗ぶりなど、しっかりと書き込まれていて物語に引き込まれます。長編小説のような重厚さをもちつつ、小気味よくストーリーが進んでゆく。すっかり作者さんの虜になりました。★5を超えて、とにかく素晴らしい。

ちなみに、悲劇のヒーロー像と書きましたが、ちゃんと救いはあります。つらいだけのお話ではないので安心して読めます。歴史もの好きな人には、本気でオススメです。
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3件
2023年10月7日
政治比重
ページ数も多く面白く読ませてもらいました。
が、政治比重が多いため読む方によっては飽きてしまう部分も否めません。
17世紀スペイン風の架空の国、清廉な心を持つ皇子と政治的人質として属国から宮廷にやってきた公女の物語。
出会いから幼い恋を積み上げていき、武功と武勲を重ね人心を掴んでいくヒーローと、身の程を弁えながら支えていくヒロイン。
国を食い潰していく廷臣貴族たちと乖離していくヒーロー。完全無欠ではない人間らしいヒーローとヒロイン、そして皇帝であるヒーロー兄。
時に二人の境遇に胸が苦しくなるドラマチックな展開です。
それぞれのsideがあって楽しめました。
作中にもありましたが『愛だけが残った』作品でした。
この作者さんの、鬼の恋煩い~という作品も好きなのでかって良かったです。
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5件
2023年4月10日
つらい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ヤンデレじゃなくて精神的に病んでしまうヒーローと、それを支えるヒロインのお話でした
女性向けレーベルだと、ヒロインが酷い目に合うお話が多いですがこれは逆です

ヒーローが病んでしまう肯定も、戦争絡みで自分の正義や仲間の死、自国から蔑ろにされていく憤りなどなど・・・
これは病む、と思わず思ってしまうほど可愛そうでつらいです
前半が明るめでヒーローとヒロインの楽しい幼少期の描写があるので余計にきました
本来は太陽みたいに明るいヒーローが壊れていく様がとても丁寧にかかれていて後半は涙が止まりませんでした

大団円のハッピーエンド!ではないので読む人を選ぶとは思いますがとてもいいお話だと思います
いいね
4件
2023年3月6日

最新のレビュー

ようやく読みました。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなソーニャ文庫で、高い評価ではあるものの、レビューを読んで、迷いに迷って、とうとう購入。
読みました。壮絶。
正義と信念と希望に満ちたヒーローが、何度も何度も陥れられ、心を壊していく過程が、丁寧に丁寧に描かれていきます。もう、ヒーローから目が離せなくなり一気に読みました。
最後に残ったのはヒロインへの愛だけ、とありますが、ヒーローが築いた絆をヒロインが紡ぎあわせ、ふたりを慕う人々に囲まれて、あたたかいラストになります。
それでも、失ったものは大きくて、大団円ではないです。それがまた良いです。重くて苦しいけれど、深い愛の物語でした。過去一番感銘を受けた作品でした。

ソーニャ文庫公式の番外編では、実子3人、養子8人に恵まれて笑い声の絶えない幸せな大家族になったその後のふたりが描かれています。初めてヒロインの妊娠がわかった時の、ヒーローの喜びの雄叫びに、心が救われました。
最後に、Ciel さんの挿絵は、どれも本当に素敵で綺麗でした。この作品に、Ciel さんの挿絵で良かった、と心から思います。
いいね
1件
2024年6月16日

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