最凶の「即死魔法」を得た聖女の冒険譚!
貴重な蘇生魔法の使い手であるアリス・ロザリオは、美しい外見に反して性格は男前。ただし冒険者として前線に出ない聖女の立場ゆえに、能力はあってもレベルは最弱。辺境の地で人々を癒やす職務に真面目に向き合っていたが、ある日、卑劣な盗賊団に襲われ、善良な住民たちや大切な仲間ともども命を落としてしまう。
「貴様は死んだ。そして私は、死神だ」
生と死の狭間で死神と名乗る謎の人物と邂逅したアリスは、理不尽に奪われる無辜の命を守りたい気持ちとともに、「即死魔法」を行使する能力を与えられる。こうして自らも「死神」の代行者となったアリスは、盗賊団の襲撃直前の時間軸に巻き戻された。
「貴様らは、私が処すッ!!」
漆黒の大鎌を携え悪を粛清するその姿は、まさに「死神」。
ここに最弱聖女にして最凶の死神アリスが誕生した。
悪をくじくため、仲間とともに旅に出たアリスは、ある町でユーロンという名の謎めいた男と出会う。彼はアリスに「魔女狩り」を依頼するが……。
相手を即死させるがゆえに戦闘が経験値としてカウントされず、いつまでたってもレベル1のままの「最弱聖女」の冒険譚!!