合衆国屈指の大都市ブローケナークに存在する四大組織の一つ、アムリタ。
国籍も人種も性別も問わず、誰にでも門戸を開くマフィアであるアムリタのボスの姿は、誰も見たことがないと言われている。
ボスの護衛を務める青年ジャックと実務統括のハイド。
最近二人の周りでは、不審な出来事が続いていた。
乗用車のパンク、幹部会での反対票、ジャックを標的にした襲撃……。
ボスを狙う行動はエスカレートし、遂には発砲事件まで勃発する。
十人の幹部達、ジャックとハイド、そしてアムリタのボス――ルーシィ。
どこかに、信用ならない者がいる。
「せっかく拾った命なら、大事にしてれば良いのにな」
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください