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【内容紹介】
本書『土木遺産さんぽ』は、個々の土木遺産に関わる技術的な解説にとどまらず、土木遺産を通して見たまちの履歴や暮らしの記憶を紐解いています。
「なぜ、そうした施設の建設が必要だったのか?」「その施設が建設されたことで、まちや暮らしがどのように変化したのか?」こうした疑問に答えつつ、複数の土木遺産をおよそ2時間程度の行程で“見て歩く”こと、つまり“さんぽ” することを想定して各章を構成しています。また、土木遺産に限らず、景観や観光資源などの様々なまちの魅力も紹介しています。
【著者略歴】
著:阿部 貴弘(あべ たかひろ)
日本大学 理工学部 まちづくり工学科 教授
東京都生まれ
東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻修士課程修了
博士(工学) 技術士(建設部門 都市及び地方計画)
パシフィックコンサルタンツ株式会社、国土交通省国土技術政策総合研究所、日本大学理工学部准教授を経て、2018年4月より現職
専門は、都市史・土木史・景観
土木学会研究業績賞ほか受賞
【目次】
はじめに
Ⅰ 都 心 編
1 日本橋 江戸・東京の中心地を歩く
2 四谷・赤坂 江戸城外濠の西縁を歩く
3 飯田橋 江戸・東京の交通の要衝を歩く
4 神田駿河台 神田川沿いのまちを歩く
5 神田上水 江戸の上水跡を歩く
6 北の丸公園 江戸城北の丸周辺を歩く
7 芝公園 日本最古の公園周辺を歩く
8 神宮外苑 東京オリンピックの舞台を歩く
9 内藤新宿 甲州街道 内藤新宿を歩く
10 新宿西口 新都心を歩く
11 築地・月島 江戸・東京のウォーターフロントを歩く
Ⅱ 城東・城南・城西編
1 品川 東海道 品川宿を歩く
2 千住 日光・奥州街道 千住宿を歩く
3 上野 東京の北の玄関口を歩く
4 浅草・押上 隅田川河畔の観光拠点を歩く
5 両国・浅草橋 隅田川両岸をつなぐまちを歩く
6 深川 掘割運河のめぐるまちを歩く
7 柴又 江戸川河畔の観光拠点を歩く
8 中野 変化を続ける西郊のまちを歩く
Ⅲ 近 郊 編
1 青梅 青梅宿と多摩川沿いを歩く
2 川崎 東海道 川崎宿周辺を歩く
3 横浜 近代の港町を歩く
おわりに