精神病院をなくしたバザーリア(伊)、入所施設の論理を破壊しノーマライゼーション原理を唱えたニィリエ(瑞)、教育の抑圧性を告発したフレイレ(伯)。動乱の時代に社会に大きな影響を与えた3人を貫く「実践の楽観主義」の今日的意義。
【主な目次】
序章
第一章 アッセンブレアと対話
第二章 施設の理論を「括弧に入れる」
第三章 四十年後のトリエステ
第四章 ニィリエの「二つの人生」
第五章 一九六九年のニィリエ――時代の転換点
第六章 「ニィリエは自分で考えることを教えている!」
第七章 相手を変える前に自分が変わる
第八章 オープンダイアローグとの共通点
第九章 批判的な探求者
第十章 自由こそ治療だ
終章
注
引用・参考文献
あとがき