昭和を代表する作家の一人である高見順(1907:明治40年~1965:昭和40年)の生涯から、昭和という時代を見直し、現在の社会状況を照射する。
高見順らが経験した言論弾圧、戦争する体制下での暮らしが、今また不気味な影となって日本の社会に迫っている。
【主な目次】
まえがき
第一章 出生
第二章 生い立ち
第三章 関東大震災
第四章 プロレタリア文学への道
第五章 恋愛と最初の結婚
第六章 検挙、拷問、そして転向
第七章 再出発
第八章 戦時下の順
第九章 順が見た戦場
第十章 猛烈な創作活動中に発病
参考・引用文献
高見順 年譜
あとがき