建物の耐震性や構造安全性研究の第一人者が、くらしと地域に根ざし、持続可能な建築とまちづくりのあり方を提示。阪神・淡路大震災、耐震偽装問題、そして東日本大震災。地震大国ゆえの難問に挑み続けてきた著者ならではの説得力が光る。
【主な目次】
第1章 人間の生き方を法律が決めてよいのか
第2章 「建築基準法」から「建築基本法」へ
第3章 一人ひとりの生活のための建築――その思想の源流
第4章 阪神・淡路大震災の衝撃
第5章 耐震偽装問題とは何だったのか
第6章 原点としての東日本大震災――釜石市唐丹(とうに)町の復興プロジェクト
第7章 建築教育の役割と小学校の可能性
第8章 まちづくりと民主主義