「女性は感情的」「リーダーは男性に任せる」。差別している、されている意識はなくても、これはジェンダー・ハラスメント。無意識の偏見に着目し、複雑なものを単純化せず、多面的に理解する力の養成をめざす。研修を実施できるワーク付!
【主な目次】
プロローグ
Ⅰ ジェンダー・ハラスメントとは
1.はじめに
2.ジェンダー・ハラスメントの具体例
3.ジェンダー・ハラスメントの定義
Ⅱ ジェンダー・ハラスメントに関する実証研究
1.はじめに
2.職場のジェンダー・ハラスメントの実態を明らかにする
3.ジェンダー・ハラスメントにはどのような影響があるか
Ⅲ ジェンダー・ハラスメント防止研修の実施
1.はじめに
2.理屈で説得することは有効か?
3.笑いで共感を得ることはできるか?
4.企業研修VS.創作落語研修
5.現状の日本での研修をめぐる問題点と課題
Ⅳ 戦略的ハラスメント対策
1.はじめに
2.日本における「アンコンシャス・バイアス」の誤用とその問題
3.潜在的ステレオタイプ
4.CCT(同僚への多元的な理解:認知的複雑性研修)のしくみ
5.認知的複雑性を高めるための研修(CCT)実施の効果の検証
6.認知的複雑性を高めるための研修(CCT)の汎用可能性
7.多元的に物事を理解する力への新たな期待
エピローグ
引用文献
付録1 ジェンダー・ハラスメント測定尺度
付録2 創作落語「じぇんだー・はらすめんと」
付録3 紙筆版IAT「男女×上司部下役割」