青年期に非行・犯罪行為を繰り返し、現在は薬物・アルコール依存と共に生きる渡邊洋次郎さんが、生きづらさを抱えながらみんなで「なんとか生きていく」方法を探る対談集。実践者や研究者と対話し、誰もが生きやすい社会の形を考える。
【主な目次】
はじめに
対談1 渡邊洋次郎×松本俊彦
自己責任社会で弱さを抱えて生きていく――薬物・アルコール依存の経験から考える
対談2 渡邊洋次郎×村木厚子
犯罪は弱さや生きづらさの裏がえし――刑務所しか居場所がない社会をどう変えるか
対談3 渡邊洋次郎×伊藤絵美
弱さでつながり、弱さに応える――「内なる子ども」の声に耳を傾ける
対談4 渡邊洋次郎×小国喜弘
どんな自分でも「ここにいていい」と思える場所を「みんな」でつくる
対談5 渡邊洋次郎×高木慶子
回復とスピリチュアルケア――大いなるものを信じる