結婚式場で事務員として働いている立原日奈子は、同じ職場の彼から突然フラれ、ヤケ酒を煽った帰り道、変な男に絡まれてしまう。そこを救ってくれたのは、たまたま通りかかった日奈子の務めている式場の支配人・楠橋聡だった。聡は容姿端麗な御曹司というハイスペックゆえ、女性たちの憧れの的ではあるものの、不愛想で近づきがたいオーラを放っている人だった。日奈子もほとんど関わったことがなかったが、話は妙な方向に進み二人は居酒屋へ入ることに。聡は意外にも優しくて、日奈子の愚痴を聞いてくれた。傷心の人恋しさで部屋に帰りたくなかった日奈子は強引に迫り、押し切る形で聡と一夜を共にしてしまう。翌朝目覚めるとホテルに聡の姿はなく、「連絡をくれ」と書かれたメモが残されていた。きちんと話がしたいという聡の呼び出しに応じた日菜子。昨夜の醜態に対する説教でもされるのかと身構えていたが、聡は意外にも交際を迫ってきて……。