昭和21年3月11日、日本軍の自爆攻撃に大損害を蒙りながらも、辛うじてオリンピック作戦(九州上陸)を完遂した連合軍は、帝都制圧と松代大本営攻略を目指すコロネット作戦を開始。湘南海岸に大挙進撃した。
対する日本は、75機の護衛戦闘機に守られた500機の特攻機「帝都決戦機」で輸送艦船を攻撃し、四万人以上の兵力無力化に成功。戦力に勝る連合軍が作戦を強行するも、 “一億玉砕”のスローガンのもと、帝国臣民による国民義勇隊を伴って、泥沼化する地上戦を戦い抜く──。
そして連合軍が九十九里浜にも上陸を開始し、帝都包囲が目前に迫る中、大本営は究極の玉砕作戦を実行に移す。だがその裏では、帝国を亡国から救うべく、ある策謀が進行していた!!
迫真の架空戦記、下巻!
この作品は2008年11月~2009年9月に小社より刊行された「帝国本土決戦(3)(4)」を加筆訂正のうえ改題したものです。