身分違いと知りながら思い続けた彼に誰よりも深く愛されて…
中華風溺愛ファンタジー
「必ずきみを妃にする」――幼い頃に出会った皇子の藍晶からそう告げられた、とびきりの歌声を持つ宮妓の雪鈴は、「あなただけの歌姫になる」と約束して歌の練習に励んできた。しかし、皇帝に即位した彼に歌を披露するのを心待ちにするも、突然の病で声を失ってしまう。しかも藍晶は、雪鈴の親友・紅麗を約束の相手と思い、妃に迎えて――。失意のなか、雪鈴は紅麗の侍女として働くことに。感情を押し殺し親友の幸せを願っていたが、ある夜、藍晶と偶然の再会を果たし…!?