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●英語で説明する、意見を言う、提案する……、には「型」がある!
「簡単な英会話なら何とかなるが、まとまった内容を話すのはとても無理」という方は少なくないでしょう。相手の力を借りられる会話と、筋道立てて内容のある話をすることでは、次元が違うからです。
母語であれば、毎日いろいろなことを聞いたり話したりするうちに無意識に獲得している話の筋道を、英語では意識的に身につける必要があります。
●「ナビゲーター」とは何か?
田中先生が提案するのは「ナビゲーター」という12種類の目的別アプローチ。カッチリした「テンプレート」ではなく、柔軟性と自由度をもった「型」という考えです。車のナビが指示から逸脱して運転しても、すぐに別のルートを提示してくれるようなもの。話し続けるには、自ら軌道修正していく必要性も出てきます。
●トレーニング法は音読の繰り返し
人物を説明する、物事を説明する、方法を説明する、批評する、意見を言うなど、目的に合ったナビゲーターを選択し、それに沿って口頭で表現し続けるには、最低5回は音読を繰り返すトレーニングが有効です。その際、ナビゲーターをしっかり意識して音読することが重要です。本書では、最適なプロセスに沿ったトレーニングが容易にできるように構成しています。
■目的別12のナビゲーター例■
[Navigator 1] 人物を描写する
外見は?
人柄は?
行動傾向は?
評価は?
[Navigator 5] 出来事を報告する
時間はいつか?
場所はどこか?
どんな様子か(位置関係、行動など)?
どんな変化が起こっているか?
[Navigator 6] 誰かを注意する
相手の注意を喚起し、話したいことがある旨を伝える
本題に入る
問題点を指摘する
具体例を挙げる
相手を立てる
どうすればよいか提案する
[Navigator 8] 比較して描写・説明する
比べる対象を示す
比べる観点を示す
それぞれの観点を比較する
統計観察に基づく事実描写
優劣の判断→理由・根拠を示す
結論