超弩級戦空母「高天原」を旗艦とし、時速720キロの新型高性能機「神閃」を艦載する世界最強「九十九航空艦隊」は、ミッドウエー、真珠湾の海戦にて次々と米任務部隊を撃破、無類の強さを如何なく発揮する。
アメリカを震撼させ、勢いづく日本の新たな作戦は、オーストラリア侵攻、そしてハワイ攻略であった。
だが、勇躍出撃した「九十九航空艦隊」に戦慄の強敵が現れる。人類初のジェット艦上戦闘機、その名もグラマンF0F「デビルキャット」であった!
鬼才長官・九十九重志郎は、驚愕の飛行技術によってそのスピードに対抗しうる秘策を考案。早期講和の実現へ向け敵艦隊を確実に殲滅するため、いよいよ壮絶な最終決戦へ臨む!!
史上最大戦空母と世界最強艦隊の活躍を描く傑作架空戦記、下巻!
この作品は2004年6月~2005年4月に白石書店より刊行された『最強戦闘群団「九十九航空艦隊」III』『最強戦闘群団「九十九航空艦隊」IV』を加筆訂正のうえ改題したものです。