愛しい息子を守るため、ほかに道がないのなら…。
キンバリーは脅迫状を受け取り、背筋を凍らせた。今すぐ500万ドル用意しなければ、息子が誘拐されてしまう!彼女はやむなく二度と会うつもりのなかった実業家ルスを訪ねた。支配的で独占欲が強く、1人の女性と1カ月以上付き合わない――そんな彼に捨てられて以来、ずっと会っていなかった。しかもルスは知らないが、彼は息子の父親でもあるのだ。ルスははなから贅沢のための金の無心と決めつけ、嘲笑とともに金を工面する見返りに、2週間、愛人になるよう要求した。彼女は言いなりになるしかなかった。たとえ辱められても。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。