古典ロマンシリーズ累計80万部の著者が
平安貴族の和歌のバイブル『古今和歌集』の世界を
わかりやすく、おもしろく紹介!
紀貫之を中心とした四人の撰者が心血を注いで編纂、
紫式部の『源氏物語』にも多く引用され、
清少納言の『枕草子』では必須の教養と記された『古今和歌集』。
四季の彩りに浸り切る歌、情熱溢れる恋の歌…。
あらゆる心の機微を三十一文字にギュッと詰め込んだ、超・有名歌が満載!
◇紀貫之の「仮名序」は日本初の文学論!
◇「かな文字」でこそ表現できた日本人の感性
◇在原業平「ちはやぶる」の名歌はこうして詠まれた
◇「花の色は 移りにけりな」言外に漂う奥深い余情
◇まるで映画のワンシーン――「久方の 光のどけき」
◇「天の原 ふりさけ見れば」安倍仲麿、在唐三十五年の望郷歌
……日本人の美意識が詰まった「日本第一の古典」の魅力に迫る!