実に私の妻になるに相応しい
冷静で忠誠心の強いヴィオレッタは、隣国の皇帝リヒャルトに嫁ぐ。
冷酷と噂される皇帝は王女の護衛だった彼女を徐々に蕩けさせていき…。
「黒薔薇の君」と呼ばれる公爵家令嬢ヴィオレッタは、王女ベアトリーチェの護衛兼友人の女官として一途に仕えてきた。そんなヴィオレッタが「血塗られた皇帝」リヒャルトに輿入れすることに。感情を乱すことなく状況を分析し、忌憚ない発言と戦闘能力でリヒャルトの期待する皇妃の役目を果たそうとするヴィオレッタ。けれど快楽を伴うお役目のほうは正反対のぎこちなさで…。
御子柴リョウ・装画
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