新版 こどものためのドラッグ大全
〝教わる〟よりも〝考えよう〟
クスリのコワさとオモシロさをぜんぶ。
ドラッグの新しい教育書が誕生しました。
==10代のキミにこそ、読んでほしい==
クスリをキメると、気持ちいいの?
依存症と後遺症には、なにがあるの?
どうして、やるとダメなの?
海外では、なんでやっても良いの?
安全なクスリと、危険なクスリってあるの?
じつは、みなさんのまわりにいる大人たちは、こんな疑問や質問に答えることはできません。おそらく、クスリの知識も少なく、経験者もそう多くないはずです。だから、クスリをやめたいと思っても、興味を持ってやってみたいと思っても、なっとくできる答えを聞くことはできません。
この本では、大人や学校では教えてくれない、クスリの良いことも悪いことも、隠すことなく紹介しています。
クスリに関するすべての知識を身に付けた上で、ちゃんと自分で考え、一歩ずつでも前に向かって踏み出すきっかけを手に入れましょう。
==10代のこどもを持つ大人にも、読んでほしい==
「こどもがクスリに手を染めないか心配……」
「依存症で苦しむこどものことを理解したい」
「なんで、ハマってしまうんだろう?」
そんな不安や心配を抱えてしまうのは、クスリに関して漠然と「怖いもの」「やっていけないもの」として、知識にフタをかぶせてしまっているからです。
悪い面ばかりではなく、クスリに惹かれる理由や意識変容のメカニズム、海外で非犯罪化されるトレンドなどを理解する中で、これまでと異なる世界が見えてくると、こどもに伝えるべき言葉にも変化が生まれるはずです。
本書では、クスリに関するすべてを紹介することで、最悪のケースを避け、いざという時に最善のケアができるような情報も記載しています。
こどもの成長や安全を守りたいという大人にこそ、おすすめしたい一冊です。
本書は『こどものためのドラッグ大全」(理論社2005年3月刊)に増補改定を施し、新装版として刊行するものです。