ヒューゲ王国の王女・シュテファニエは花を咲かせる能力しか持たないことから“ハズレ姫”と呼ばれていた。
そんな彼女は、ファービデ領の領主・ホルストに嫁ぐことになった。
父王からは、ハズレ姫であるシュテファニエを欲しがるのは生贄にでもするつもりだろう、と言われていたが……?
城に連れて行かれると、使用人たちはもちろん夫となったホルストからも温かい歓迎を受ける――。
生贄として連れてこられたわけではなかったと安心を抱くシュテファニエ。
その日、シュテファニエはホルストと夫婦になって初めての夜を迎えるのだが――!?
「口づけても、いいだろうか……?」
ホルストからの愛撫はどこまでも情熱的で甘いものだった――……!