ベストセラー『財務省の秘密警察』第二弾b>
財務省解体には法律を変える必要はない。政治家の決意一つで解体できる
「現在の財務省は、なし崩し的に権力が肥大化し、政治家でも逆らえないような存在になってしまっている。日本の政治経済は、財務省に握られていると言っても過言ではないのだ。
財務省は日本の政治経済を牛耳っているのだから、この30年の日本の衰退に関しても当然、責任がある。日本の衰退には、様々な要因があるので、財務省だけの責任とは言えないが、その責任の多くの部分を財務省が占めていることは間違いないのだ。
というより、財務省の権力が肥大化してしまったことが、日本をここまで衰退させた最大の要因だと言えるのだ。
日本を建て直すためには、まずは財務省の肥大化した権力をはぎ取らなくてはならない。そしてこれまでの失政を分析し、責任を取るべき者には責任を取らせ、日本の再建のために新しいシステムにつくり替えなければならない。
本書で言う「財務省解体」というのは、そういう意味なのである。」(はじめにより)
「かつて日本という国は、「今だけ金だけ自分だけ」という考えからもっとも遠い民族だった。国民の多くが、自分だけがいい思いをすることを良しとせず、それを恥じる文化があったのだ。日本はその文化があったからこそ発展してきたのだ。
今一度、我々は、日本の良き文化に立ち戻らなければならない。そうすることが、日本再建の必須条件だと、筆者は考えている。」(おわりにより)