倒産危機からV字回復へ
家業を継ぐ気は、まったくなかった――。
「目立たない次男」だった著者が継いだのは、倒産寸前の木工所。そこからどんな逆転劇が起こったのか。人気家具ブランド「マスターウォール」創設者が、自らの言葉で、その試行錯誤の軌跡を語り尽くします。
原動力となったのは、著者がアパレル業界で痛感した「ブランドの魔力」。常識破りの商品を生んだ若手社員の反骨心。そして何より、「こうあるべき」という固定観念を捨てる「こだわらない」という逆説的な経営哲学でした。
本書は、順風満帆なサクセスストーリーではありません。
経営者やブランド担当者はもちろん、仕事や暮らしに新しい視点を求めるすべての人に贈る「挑戦の物語」であり、読み進めるうちに、私たちが日々過ごす「家」や「暮らし」への想いが自然と深まっていく一冊です。
●本書の構成
はじめに No Place Like Home――わが家がいちばん
第1章 「作れば売れた」時代
第2章 ワイルドウッド誕生
第3章 社長になってしまった!
第4章 ブランドには「お店」が必要
第5章 いきなり東京進出!
第6章 目指すは「100年後のアンティーク」
おわりに 家に始まり、家に終わる