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★日本人にふさわしい英語発音指導法とは?
英語教育の現場では、英語の音声/発音は重要な要素であるものの、副次的な位置づけを与えられる傾向にある。
英語発音指導はこれからどういう方向へすすむのか、どのようにして英語力の基本づくりをしていけば良いのか。そもそも、なぜ日本人は英語音声を克服できないままなのか。
中等教育を中心とした英語音声(発音)指導・学習の変遷をたどり、210年以上にわたる日本人と英語音声との関わりを浮き彫りにし、今後の指導のあり方を展望する。
これまでになかった本格的な英語音声/発音指導に関する通史の登場!
図版約160点を収録。
〈目次〉
はしがき
推薦のことば(竹中龍範)
凡例
序章
第1章 “英語事始め”
第2章 明治初期の英語発音研究・指導
第3章 英語音声研究の進展
第4章 初期の英語音声学の移入・応用
第5章 ジョーンズ音声学とIPA
第6章 オーラル・メソッド
第7章 福島プランという実証
第8章 焦土の中から
第9章 アメリカ構造言語学の時代
第10章 CLTと音声指導の見直し論
第11章 コミュニケーションの波
第12章 歴史が語るもの
あとがき
資料:英語発音研究/指導に関連する簡略年表
参考文献
索引
図版提供
〈著者紹介〉
田邉祐司(たなべ ゆうじ)
専修大学文学部英語英米文学科・大学院文学研究科教授。博士(教育学―広島大学)。日本英語教育史学会会長。専門は英語教育学(英語音声指導・学習)、応用言語学、英語音声学、日本英語教育史。主な著書に『一歩先の英文ライティング』(研究社)、『句動詞のトレーニング―「普段着の英語」を身につけよう!』(大修館書店)、『ジーニアス総合英語 第2版』(共著、大修館書店)、中学校検定教科書 『New Crown English Series』Books 1-3(共著、三省堂)、高等学校検定教科書 『Genius English Logic and Expression』Books 1-3(著作者代表、大修館書店)等がある。