近所の花屋を営む、相沢美和子さん。
知的で落ち着いた、僕が長年片想いを続けている大人の女性。
ある日、友人に誘われ足を踏み入れたストリップ劇場で、僕は見てしまう。
艶やかな肢体を惜しげもなく晒し、男たちの視線を一身に浴びる彼女の姿を――。
昼の顔である「聖女」と、夜の顔である「淫婦」。
その強烈なギャップに眩暈を覚える僕に、彼女は懇願する。
「お願い、誰にも言わないで……」
秘密を共有する共犯者となった僕に、彼女が提案したのはあまりにも甘く、危険な“お礼”だった。
「私の家で、あなただけのために、もう一度ショーを見せてあげる」
二人きりの密室。僕だけを観客に行われる、プライベートで濃密なストリップショー。
最後の一枚が剥がされ、彼女のすべてが露わになった時、ショーは終わり、そして本当の《一夜》が始まる。
憧れと欲望が交錯する、背徳の官能ロマン。秘密を抱えた二人の、甘く淫らな夜の幕が上がる。
※ジャスミン書房エピソードは1話完結の短編官能レーベル。通勤時間や眠る前に読める“濃密で短い官能”をお届けします。