ごみ箱に捨てられた私は、赤ちゃんを幸せにする。絶対に。
生まれてすぐにごみ箱に捨てられて施設で育ったリアは、医療の現場で働くことで、家庭への憧れが人一倍強くなった。子供が欲しいのに自分は妊娠が難しい体質のため、親友に代理母となってもらい、7カ月後には母になる予定だ。だから、先日一夜をともにした上司で医師のベンにもそう伝えた。私はプレイボーイのあなたが興味を持つような女ではない、と。本当は出逢った瞬間から彼に惹かれ、もっと近づきたいのだけれど……。一方のベンも、ずっと弟や妹の親代わりをしてきたせいで、もう二度とあんな責任は負いたくない、子供は欲しくないと話した。なのに、思わぬ事態が――リアの身にベンの子が宿っていたのだ!
■命の現場を舞台に感動ロマンスを描いて人気急上昇中の英国人作家L・ヒートン。代理出産により母になる予定のヒロインが自らも予期せぬ妊娠をしてしまうという驚きのストーリーが繰り広げられます。父になるつもりのないヒーローはいったいどうするのでしょうか?!