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少女マンガ
悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~(5)
5巻完結

悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~(5)

720pt/792円(税込)

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216pt/237円(税込)

作品内容

「一家滅亡」という最悪の結末を変えるため、冤罪も甘んじて受け入れ、家族のために知略を尽くした公爵令嬢ファリティナ。そんな姉の献身に触れ、彼女を虐げ貶めた者たちへの報復を遂行する「鬼才」の弟・セリオン。愛する家族を守ると誓ったグランキエース姉弟のその行動がもたらした静かな結末とは――。絶望の未来を塗り替え、運命を切り拓いた令嬢の物語、ここに終幕。

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全5巻完結

レビュー

悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~のレビュー

平均評価:4.7 136件のレビューをみる

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高評価レビュー

「役割」をとても細かく描いた作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あまりに悲しくてやるせなくて良かったので初めてこういったレビューを残します。
婚約破棄・一家滅亡・惨い最後という最悪揃い踏みな悪夢をなぜかリアルに感じたファリティナ(主人公)は少しでも変えようとします。思い浮かんだのは夢に出てこなかった身体の弱い末弟ジェミニのこと。彼を気にかけ、お互いに拠り所となっていく中、夢の内容が確信に、そして義母が自身の不義の証拠になるジェミニを殺そうと毒を盛っていることを知り、生きてほしいと望むようになりました。
幸い、ジェミニに愛情を持って接したことにより飛び級するほど優秀で鬼才とも呼ばれる1人目の弟セリオンは姉に対する考えを改め、ほかの弟妹も慕ってくれるようになります。しかし王子と懇意な令嬢アマンダとその周囲によって嵌められ、悪い噂が事件に発展。無実の罪で拘束・投獄されてしまいます。家族に不利にならないようにと黙秘を続けるものの届いたのはジェミニの訃報_

他レビューでもある通り序盤あたりは絵が見辛いです。表現が堅いという感じ。物語序盤の絶望的な心情もあるのかもしれません。ですが、第4話くらいで全く気にならなくなりました。濃さと面白さで次々と続刊を購入し一気に読みました。

『貴族とは何か』『そう生まれたからには責任を持って役割を』部分をとても丁寧に掘り下げた作品で、心的描写が細やか。原作の文字媒体でも読んでみたくなりました。
ギデオン王子の、早々に自分の言動の浅はかさやファリティナの過去を見つめ直して自分が悪かったと自覚するのには好感を持ちましたが、関係を結び直せるとなぜ思う?!
ファリティナを貶めた犯人、学院という箱庭で過ごす子どもは人の気持ちを勝手にきめつけておきながら「そんな大事になるなんて」なの、あまりに浅慮で舐めてて救いがなくて。
主人公が自分のことを「人型がないとただの空っぽ」だと思わなくなる日は来るんだろうかと思ってしまいます。せめてこれから弟妹と幸せであってほしいな。出会えて良かった作品でお気に入りになりました。これから何度も読み返したい。

(時折、姉弟愛…??と感じるシーンもありますが『優秀なのに自分を犠牲にし命を賭けて守ってくれた姉』と考えれば、貶めた犯人への怒りも相まって『最愛の人』になってもおかしくはないのでは、と納得できました。セリオンは姉と重ねて見たパトリシアを軽視したりはしないだろうし。)
いいね
12件
2026年5月11日
思わず一気読みしました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊一覧を確認した時に目に止まって、レビューを読んだら気になりすぎて読み始めたら止まらなくて全巻購入して一気読みしてしまいました。GW万歳\(^-^)/

ファリティナが予知夢とも言えるような一家断絶の悪夢を見たことで、まず公爵家を守るために思考を巡らし、そこでほとんど記憶になかった末弟ジェミニに会いに行ったことから、公爵家の兄弟たちの関係性が変わり始めます。
学院始まっての鬼才と謳われる弟セリオンと、凡庸な姉のファリティナの仲は悪いと思われていましたが、実は以前から姉のことは認めていたと後々セリオンの心情が判明します。
それに、子爵家出身のメイドから後妻に収まった公爵夫人(女狐)に対するやっかみがファリティナにぶつけられていただけで、ファリティナは聡明な女性なのです。

ファリティナは政略的な婚約者だった第2王子ギデオンに好意を抱いていたものの、学院の執行部メンバーである男爵令嬢と人目も憚らず親しくしているギデオンに見切りをつけて、病弱なジェミニに時間を割くようになり、学院にもほとんど登校しなくなります。
それにも関わらず、嫉妬したファリティナに階段から突き落とされたという男爵令嬢の虚言から拘束されることに。

そこから、後々最愛の人と呼んで憚らなくなるセリオンが動き出します。今さら感満載ですが自らを省みてファリティナを助けたいギデオンが当て馬としてスパイスになってましたね。邪魔だけど。

ギデオンもファリティナを貶めた連中も、揃って「こんなことになるとは思わなかった」「そんなつもりじゃなかった」とほざくのですが、迂闊な言動や浅慮が許される立場じゃないのに言い訳にもなってなくて呆れます。しかも最終巻でギデオンはファリティナに「愛してる」とかほざきやがるし。

その言葉に多少は動揺するものの、最終話を見る限り、ファリティナとセリオンは相思相愛じゃないかと思いました。2人には本当に幸せになってほしいし、女狐のだらしなさを見るに、後妻に迎えられた時既にお腹にいたというセリオンも、公爵の種じゃなかったりという可能性を妄想してみたり。

セリオンが「魔王」から「大魔王」に進化する頃には、セリオンと一応婚約したパトリシアも、皇国の貴族と縁付いて幸せな結婚をしたりして、誰憚ることなく2人の幸せな未来が訪れていることを心から願います。間違ってもギデオンは要らん。
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63件
2026年5月5日
この涙をファリティナと彼女の弟妹に捧ぐ。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 涙無しには読めません!陰鬱とした不穏な雰囲気。終始緊張感を強いられる展開。それを端的に表現したゴツゴツとした稜線で描かれる絵。それは巻を追う毎に激しくなって行く。何度も物語の中で言われた科白。「一体彼女が何をしたと言うのだ。」と。涙を流しながら思わずにはいられません!公爵令嬢であるのに、謂れの無い罪に問われ、死罪確定の牢獄に収監され、父公爵亡き後、代理となった継母は何もせず。嫡男である弟の必死の嘆願も無視されて。婚約破棄したからと言って王家は何もしない。物語途中で自らの間違いに気付いたという王子ですら、ファリティナを釈放出来ない。どんな大きな力が彼女を殺そうとしているのか。収監されている間に彼女は愛し慈しんでいた腹違いの(後に種違いである事も明かされる)幼ない末弟の死に目にも会えず、慟哭する事も出来ずに打ちのめされる。そんな中、継母は情夫に唆されて鉄鋼の横流しをして。それが敵国への武器支援になっていて。諸々国家反逆と捉えられる罪を犯す。それを嫡男であるセリオンに暴かれ、継母は八つ当たりでファリティナの目を潰す。セリオンは最初こそ、暗い雰囲気のファリティナを避けていたが、彼女の真心に触れて、後に味方となって行く。4巻での、縁戚である伯爵家へ事件の発端になった男爵令嬢を養女に入れ、「お前の欲しがっていた女をつけてやったぞ。」と王子に嫌がらせで申し渡す所では、ほんの少しだけ胸がすく思いをしました。王子は焦りますが。この婚約はそもそも王家とグランキエース家の政略であったのだから、とセリオンは言い切るが、彼は愛する姉を王家にも何処にも差し出す気は全く無い。そして。今頃になってファリティナに赦しを乞いたい王子にとっては小さなザマァでもあるのです。けれど鬼才と称えられるセリオンもまだ15歳。彼等には頼れる大人が居ない。4巻になって。ようやく父公爵の亡き先妻、ファリティナの実母の実家である疎遠になっていた祖父母が手を差し伸べる。彼等は救いとなるのか。セリオンが思慕する姉への距離が近過ぎるというので、祖父が気を揉んでいるのがクスッと笑えて、この陰鬱な物語をホッとさせてくれる。どうか。ファリティナが望む様に静かに過ごせます様に。どうか。この政争を牛耳られるくらいにセリオンが成功して、ファリティナと静かに暮らせます様に。願わずにはいられません!
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66件
2025年9月30日

最新のレビュー

今までで一番の悪役令嬢もの
悪役令嬢ものをたくさん読んできたけど、本作品はキャラクター、設定、ストーリー展開、構成、内容と絵柄のマッチしてるとこ、秀逸ですね。何回も読みました。簡単に末弟が死んじゃうのが死んじゃうのは気に食わないけどね。頭のいい人とそうでない人にきれいに分かれるのも、わかりやすい。第2王子の内面が変化していくのが面白い。
いいね
2件
2026年5月24日

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