拝み屋が綴る最恐怪異群像
蠢く女の首。
左右から生えた細長い手足を折り曲げ蜘蛛を思わせる動きで――。
「首手足 行方不明」より
拝み屋たちを襲う魑魅魍魎
人の悪意と異形に蝕まれる!
宮城で長年、拝み屋としてこの世ならざる者たちと渡り合ってきた郷内心瞳が、怪異を追体験させるような「すさまじく怖い話」ばかりを集めた究極の怪談本。
・放課後、怪談話をしていた女子高生の髪が突然…「それになる」
・道で振り仰いだら上から若い女が降ってきて…「直撃」
・特定の日現れる異様な女の怪「十三日の金曜日」
・奇妙な夢を見た後に連絡があったかつての級友とその顛末「布団部屋の女たち」
・郷内と同業の拝み屋の怪異との決死の対峙! 連作「ストレンジ温泉の怪」
・全身の皮膚が剥がれ落ちた女が路上に立っていて…「バースターと花時雨」
――など怖気震えあがる52話を収録。