■NISA(ニーサ)やポイ活など手軽な投資手法の流行で急増している個人投資家。その投資行動・成果・金融リテラシーを大規模な取引データやアンケート調査などから、はじめて明らかにする注目の書。
■「長期・分散・積立投資」は本当に最適なのか、マネー本の教えは学術的知見とどこまで一致するのかを整理。さらに株式・投資信託・FXの取引データやアンケートから、個人投資家の収益、満足度、行動バイアスを多角的に分析する。
■その中で明らかになるのが、個人投資家が必ずしも“負け組”ではないという点だ。個別の投資リターンではなく、売買タイミングでみた投資家の収益率の分析などから、長期では市場平均や外国人投資家を上回る局面もあることを明らかにする。
■そのうえで、投資家の属性や投資対象に応じた、実践的な金融リテラシーの必要性を検討する。
<本書の構成>
序章 日本の個人投資家は儲かっているのか?
◆第1部 金融リテラシー
第1章 マネー本の教えと学術的知見の相違
――「長期・分散・積立投資」の理論的意義
第2章 個人投資家は「長期・分散・積立投資」をどう評価しているのか?
第3章 なぜ高齢者の投資満足度は低いのか?
◆第2部 株式
第4章 収益性の計測と銘柄選択
――個人の長期収益率は外国人投資家よりも高い
第5章 市場での役割と売買タイミング
――個人投資家はノイズトレーダーか?
◆第3部 投資信託
第6章 インデックス投資家とアクティブ投資家
――どちらの収益が高いか?
第7章 顕著性バイアスとスマートマネー効果
――優良ファンドへの投資は有効か?
第8章 投資信託の含み損は損切りすべきか?
――行動バイアス「気質効果」を検証する
◆第4部 FX証拠金取引
第9章 FX投資家の収益性と気質効果
――「コツコツドカン(損大利小)」はなぜ起こるのか?
第10章 FX投資家の個人特性
――どのような投資家が勝っているのか?
第11章 スキャルパー、デイトレーダー、スイングトレーダーの特性
終章 証券投資に必要な金融リテラシーとは何か?