作者買いで3作目ですが 、出版されている全作品。あぁ、もうないんだと思うと、大事にゆっくり読もうと思う。ストーリーとしては王道ですが、葛川先生の描くキャラが魅力的で大好きです。やっぱり泣き虫さんは、外せないようです。
表題作は、大和撫子を
愛するノアと呉服屋主人の遅咲きの恋。開放的なノアの堂々としたアプローチを、見事にすかす清正に笑ってしまいます。一方的に両思いと思い込むノアと、天然で鈍感な清正のすれ違い。伝わらない思いが切なくて…
『恋』に疎いとはいえ、相手の気持ちを察する事が出来ないのは罪深いなぁ…恋に早いも遅いもないし、男も女もない。失う怖さに気づいたら、それはもう立派な恋心。うるうるしましたね。
覚悟を決めた初エッチ「早く来なさい」はノアもノックアウトでしょうねぇ。男前でした(笑)
2作目はリア充と非リア充の恋。絡む要素のない違う二人。なぜだか人気者に好かれた春海ちゃん。これがね、ミソなんですよ。モテメンを一人占めしてないのに、やっかんだ女子の攻撃。言われない文句を言われ、半ば脅しじみた威嚇。中学生の時に囲まれた過去を思い出しました。ひぇ〜、女って怖い。
本人が誰といて、誰と仲良くするかなんて自由なんだし…不条理だ…
春海ちゃんと一緒が楽しい濱田。可愛い〜
誤解やすれ違いは王道でも、恋に落ちた瞬間はキュンキュンするもの鼻水垂らしてズビズビ泣く春海ちゃんがいとおしい。まだスタートしたばかりのところでendだったので、初ちゅうも初エッチもありません。見たかったなぁ。可愛いらしい恋でした。
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