ヘレンの邸への想いに理解を示さないナイジェルに、当初は腹立たしく読んでいましたが、読み進めるうちにナイジェルが気の毒になるほどにヘレンは邸にしか興味がないのが分かってきました。ヘレンがマルコに出会い惹かれるのも理解できるけれど、それでも1番
は邸。マルクの財産力に惹かれていくのです。マルクにしても、チョット気に入った女性が邸というエサでホイホイ釣れると考えているのがわかってとても白ける展開です。それでも最終的にヘレンは邸を手放してマルクの下へ馳せ参じハピエンとなるのですが「金がものをいう」物語に違いなかったです。
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