愛はあるのに、生活圏が違う、職種が違うのをどう克服するのかという恒久的な問題に1つの答えを導き出している物語です。どうしても社会は男性優位に構築されている以上、女性が折れなければならないことが多い中、それをしたくない場合どうするのか、何が1
番大事か2番目は、優先順位が付けられない事はどうするか、全ての恋人や夫婦に答えは1つではないが、そこにある方向性は唯一つ。そのことを見つけるまでのヒーローとヒロインのやり取りは切なくて、苦しくて諦めたくない気持ちは伝わりますが、何かしらの工夫が欲しい場面が多くて気になります。ヒロインの友人の結婚生活が呼び水となって2人らしい答えになっていたとは思うのだけれど、そこも そうだろうな という予想が簡単すぎてもっと早くに答えが出せたはずと物足りなさも感じます。また、ヒーローの表情筋を動かしてほしい。
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