私には、芸術家というのは 人格や性格に問題はないけれど 感情の起伏が激しく、移り気で、興味を持ったことだけに拘るというイメージが有ります。この物語は、まさにその様な人達の中に それと知らずに入り込んだ 保守的ダニエルの狂気の沙汰な転機 を描
いた一風変わっていて面白い作品でした。ヒロインマーゴットを中心にして、欲しいものには貪欲に、わき目も降らず突進し、躓き、留まり また前を向く 物凄いエネルギーを感じ、画面から放射する光が見える気がしました。かなり強い前向きさに感動すら覚えますが、現実を見ると やりたいことだけをして 生活していくのは困難であることに 今だけは目をつぶって このロマンに浸りたいと思えます。
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