由緒正しい魔女伯爵家の生まれにもかかわらず、魔法が使えずまわりから『魔女もどき』と馬鹿にされているエカチェリーナ。
ただ、他の魔法使いとは違う力がある…。「人の心が読める」のだ。
ある日、王命で結婚が決められる。その人物はエカチェリーナの初恋相手、第一王子のマトヴェイ殿下だった!
『欠陥王子』と揶揄されるマトヴェイは顔合わせの席でエカチェリーナに「ブス!誰がお前なんぞと結婚するものか!」と辛辣な言葉を浴びせるが、彼女の頭の中に響いてきた言葉は「ああっ!かわいいっ! こんな娘とぜひ結婚したいものだな!」――!?
“言葉”と“心の声”が違い過ぎて――
いったいどういうことなの!?
(この作品は雑誌「恋愛白書パステル 2025年4月号」に収録されています。重複購入にご注意ください。)