「私が選んだのは、あなたとは一緒に暮らさないということよ」このセリフには惚れ惚れしました。そう、どんな記憶をなくしていたとしても、嫌悪する気持ちに嘘はつけないし逆もまた然り。様々な事情が目隠しをして、記憶を失う以前の自分がどんな行動をしてい
たとしても、そのしがらみを忘れている今だからこそ出来る潔い決断にこそ、明るい未来があると訴えているのです。ただ、ルークがかなりオジサンに見える作画が心残りです。記憶をなくしているジェニーに付け込んでくるチャドと、静観しているルークのコントラストが良く描けていて何度も読み返したくなる1冊です。
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