「…君が欲しくてたまらない」敵国の吸血鬼に、熱いカラダを甘く貪られて――
戦場で目を怪我したグレースは、吸血鬼の支配する国の“人間”リュシアンに助けられ、やがて恋人関係になる。愛する彼の顔を一目見たい…。だけどグレースは、先の戦争で懸賞金をかけられた「翡翠の瞳の聖女」。正体がバレたら、この関係は終わってしまう――。
さらに彼女には、どうしても引っかかっていることがある。苦戦していたはずの自軍が、彼女が目を怪我した直後、なぜか戦況が一変し、吸血鬼軍は一気に壊滅していた。あの戦場で、いったい何があったんだろう?
ある日、リュシアンの留守中に、グレースは吸血鬼に襲われる。逃げようと抵抗したその時、彼女を救ったのは――リュシアンによく似た、“吸血鬼”の男で…。