ストーリーは、スザンナが勤める編集社がマシューに買収され潰されそうになるが 雑誌「シック」を立て直すことで存続の道をつかもうとし、成功するというもの。けれど、読んでみるとスザンナは手腕を発揮していない。マシューから色仕掛けで資金を出させて、
部下の発案で雑誌の売り上げを伸ばす。編集長という立場なら優秀な立案は受け入れるべきなのでそれは良いとしてもキャリアウーマンとしての魅力がない。マシューにおいても、実業家としての背景が何も書かれていないのでこちらも魅力を感じられない。タイトルは雑誌の「バレンタイン企画」でスザンナが関わっているからなだけ。「背景」からは説得力が無いのです。ただ、そういう立場の二人のやり取り、恋のカケヒキについては面白く読むことが出来ましたが…。セリフの選択、シーンの切り取り、展開の仕方は悪くないので高評価ですが、「絵」が残念すぎる。動作や表情だけでなくそのものがダメダメで残念。コミカルな(ギャグ)要素部分はなかなか良いけれどこれからに期待される先生なのかな。
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